子どもと共に悩み、考える「みつける」活動!
4月22日金曜日のSOLAN学習から、「テーマをみつける(課題設定)」活動に入りました。「テーマをみつける」といっても、「先生、調べたいことがたくさんあってどれにしようかなあ」、「うーん、何をテーマにしようかなあ」と反応は様々です。SOLAN学習は、個人探究を軸としているため、子どもによって進み具合や方向性が違います。教師は、一人ひとりに向き合い、一緒に悩んで探究のタネを大きくしていきます。
探究学習で一番重要なのはテーマ設定の段階です。まずは、自分が興味をもって取り組めることが重要ですが、調べたらすぐに答えをみつけられたり、実現できそうでないテーマをみつけたりする子どもがいます。また、興味があるものは浮かぶけど、そこから何を調べたいのかぼんやりしている子どももいます。本当に、子どもの実態は様々です。その時、教師は、一人ひとりの子どもと対話をして、子どもの思いや考えを引き出します。しかし、事前に子どもの思いや考えを十分把握しているわけではないので、即興的な対応が求められます。
そこで、まず私たち教師が大事にしていることは、同じ目線で悩み、考えるようにすることです。テーマがみつかった子どもには、「なぜ、これを調べたいの?」、「それって、図書資料やインターネット等を使ってすぐに答えが出てきそうだよね。ちょっと調べてみようか」と、実際に調べてみます。また、他の子どもたちに「みんなはどう思う?先生もよくわからなくなってきた」と問いかけ、みんなで話し合います。このように、子どもが自分なりに考えたテーマで探究できるかどうか一緒に検討します。また、何を調べたらよいかぼんやりしている子どもには、イメージマップを使って、思い浮かぶ言葉を書き出し、調べたいことを明確にしていく活動を共に取り組みます。教師は、様々な支援を駆使して、子どもに寄り添い、テーマ決定までの道のりを共に歩むことを大切にしています。
今日の学習で、教師は多くの子どもたちと対話し、悩みを共有し、共に考えながらテーマをみつける活動に取り組みました。ある子どもが振り返りの中に「先生とはなして、テーマがバッチリきまった。つぎは、たんきゅうけいかくカードに、しらべるけいかくをかいて、しらべていきたい。」と書いていました。この振り返りから、対話の重要さを改めて感じるとともに、子どもとの対話力を磨き高めていかなければならないと思いました。
次の時間から、本格的に探究活動がスタートします!とてもワクワクしています。