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探究レポート第75号

具体的に考えてみよう

 11月21日(火)は1年生の探究学習を行いました。いつも探究の授業を始める時に、子どもたちは自身でルーブリックを考えています。この日もいつものように「今日何をするのか」をそれぞれ決め、これができたらAの評価、さらに+αができたらS評価と、評価基準も子どもたち自身で決めています。

 子どもたちに『今日何やるの?』と聞くと、ほとんどの子どもが応えてくれます。たとえば『トカゲについて調べる!』と教えてくれた子がいたら、教員はさらに『トカゲの何を調べるの?』と問いかけます。実は、教員が問い返すことで、会話が止まってしまう子どもが少なくありません。なので、例を挙げてルーブリックを“具体的に”書くことが大切だと子どもたちに伝えました。教員の話を聞き、子どもたちは、ルーブリックの内容をどうするか真剣に考え、決めていきました。

 その後は本やiPadで調べ学習をする子、実験をして調べる子、テーマを何にするか考える子など、子どもたちがそれぞれ自分で決めた活動に取り組みました。調べ学習に取り組んだ子どもたちには、調べる時にも“何を?”という問いかけをしました。水鉄砲の飛距離を調べていた子が、どれだけ跳ぶかを何度も調べていました。そこで教員は『さっきと2mも違うけど何が違ったのかな?』と声をかけました。するとその子も、飛ばす時の向きなのか、押す力なのか、水の量なのか…と、いろいろ考え始めました。

 自分の好きなことをテーマにしているので、子どもたちは積極的に探究学習に取り組んでいます。だからこそ、自分の学びをどのように深めていくかを考え、行動していく学習のサイクルを自ら作って欲しいです。ルーブリックをつくる時も、調べ学習をする時も、学習の記録を残すときも“具体的に・自分の学びを人に伝える”と、教員や保護者サポーターでこれからも声をかけていきたいと思います。

探究レポート|2023.12.28

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